おすすめ 小説家になろう 「予言の経済学 ~巫女姫と転生商人の異世界災害対策~ 」

2021年5月29日

予言の経済学 ~巫女姫と転生商人の異世界災害対策~   連載中

作者 のらふくろう

紹介文 「どうか聞いてください。今年、西方より大いなる災いがこの国を襲います」
 平和を謳歌する王国に王女アルフィーナの不吉な予言が告げられる。だが、反逆者の血筋を疎まれる姫の言葉は無視される。
 経済学部院生から行商人の子に転生した主人公リカルドは身分社会で大商人の妨害に苦戦。情報を求めて入った学院でも早々に反感を買っていた。
 そんなリカルドを庇ったのはアルフィーナだった。
「王女なんてボラティリティーの高い人間には近づかない」と保身に走ろうとするリカルド。
だが「策士を気取ってる割にチョロい」と幼馴染に嘆かれる彼は、姫の予言に巻き込まれていく。
「もっともらしさは問題じゃない。仮説の成否を検証できるデータをどう取るかが重要だ」
 災厄の本体ではなく被害後しか映さない予言に対し、リカルドは現代知識の概念を魔力災害に応用することで解明していく。
◇◇◇◇
2017/10/08:全11章(約98万字)で本編完結しました。
2018/01/06:後日談完結しました。
2018/11/04:後日談Ⅱ『水色の商品開発』完結しました。
2019/04/05:後日談Ⅲ『特別なご褒美』完結しました。
2018/11/05:おかげさまで講談社レジェンドノベルスより書籍化です。
2019/04/05:2巻発売となりました。よろしくお願いします。
この小説はセルバンテス様にも投稿しています。
© 2016 のらふくろう

導入部分 紹介文が導入部分のあらすじとマッチしているため割愛。

感想 主人公は経済学の知識を有した異世界転生人であり、その知識を異世界で活用する内政ものの「なろう」小説です。
姫君の予言の内容を分析し、予言レベルから具体的なレベルでの裏付けを重ねることで姫君や周囲の信頼を勝ち取っていきます。
周囲の人間がちょっとチョロい感じもしますが、主人公も良い意味でチョロいです。
最初の頃の主人公は厭世的な感じで、予言の姫君への接近も忌避していたのですが、姫君の人となりを知るうちに彼女を助けようと徐々に能動的になっていく、その心の変化も読んでいて楽しかったです。

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