おすすめ 小説家になろう 「悪役令嬢に恋をして」

悪役令嬢に恋をして   完結済み(126部)

作者 月野文人

紹介文  気がつくとそこは異世界だった。神様に出会う事もチート能力を与えられる事もなく、いきなり異世界に転生した少年。
 考える間もなく巻き込まれたヘビーな展開を乗り越え、成り行きで大貴族家のお坊ちゃまの従者になったのだが、この世界には更に驚くべき秘密があった。
 大切な人たちを守る為に世界に抗う事を少年は決意する。それがどんなに無謀な事と分かっていても。

2018年2月9日 『Out of the game:戦乱の時』以降を訳あって改稿しました。
2020年12月10日 エピローグ:やり残したこと(旧題 決着の時)を一部改稿しました。

感想  守矢亮は裏町の貧民街でウィンヒール侯家のヴィンセントと運命の出会いを果たし、彼の従者として生きていく。最初の印象はヴィンセントが悪役令息のような位置付けであるものの、彼と過ごすうちに彼の内面が周囲の評価とはかけ離れたものだと気づき、彼への忠心を誓う。
 タイトルは悪役令嬢に恋をしてとなっていますが、自分は物語を読んでいて一貫して変わらないヴィンセントへの忠誠心を強く感じました。
 物語の途中でしんどい展開もありますが、その展開にも負けず想いをつらぬく主人公の生き様を感じました。 どのキャラクターも造形がしっかりしていて、すぐ読み切ってしまいました。

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